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2024.02.17

普通科

進路集会~経験の大切さ~

進路――その言葉は高校一年生にとってまだまだ現実味のない言葉かもしれません。そんな一学年の生徒に向けて、「先輩社会人の話を聞こう!」というテーマのもと、進路に関する講演が開かれました。
お越しいただいたのは本校の卒業生である村田憲史さん。現在は温泉旅館を経営されています。講演では、村田さんの高校時代からの経歴を辿りながら、人生の岐路に立たされた時、村田さん自身が一体何を考えどんな選択をしてきたのかをお話してくださいました。俳優になるため大学卒業を機に上京した村田さん。しかし、現実は厳しく、夢を諦める決断をしました。その後、熱海で老舗旅館を経営している叔父から誘われ、旅館接客業の道へ進みます。講演の中で繰り返し強調されたのは、「諦める」という選択は決して間違いではないということ。そして、とにかく一度「経験」をしてみることの大切さでした。「経験」が自分自身を作り、作り上げられた自分が進路を切り開いていきます。
自分たちの通う桜丘を卒業した先輩のお話は、生徒の進路への展望を少なからずクリアにしたのではないでしょうか。一学年は既に文理選択を終え、小さな歩みではありながら確実に高校を卒業した先の未来に向かい進みだしました。進路は決断する瞬間だけでなく日々の自分の行いや生き方の積み重ねによって決定されます。あと一か月ほどで高校一年生も終わってしまいますが、毎日の生活を大切にして残りの高校生活を過ごしてほしいです。(文責:ワドー)
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