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2022.10.06

中高一貫(高等部)

高等部1・2年総合発表会

 先日、高等部の1年生と2年生それぞれが、前期総合学習の発表会を行いました。今回は、その発表会の様子を報告したいと思います。
 高等部1-Aの生徒たちが取り組んだ課題は「インターン先の企業から、SDGsを意識した商品を提案せよ!!」。以前HPでもご紹介したように、高等部1年生の前期総合学習では、日本との関わりの深い東南アジアの国々が抱える貧困などの様々な問題について学んできました。今回の発表では、各グループ、実在の企業の強みを活かし、SDGsを意識したオリジナルのサービスや商品を提案しました。
 カンボジアで年間一人当たり約2000枚以上のレジ袋が捨てられているというデータを基に、広告を印刷した「エコバッグ」や「ゴミ箱」を提案するグループや、ラオスで生産される米粉を使用した「ラオス米粉パン」など、企業の特徴や強みを活かし、SDGsを意識した、東南アジアの現状を改善したいという思いの伝わる企画を提案する生徒たち。今回の総合学習で学んだ、根拠となるデータを提示することの重要さを、後期総合学習に活かし、クエストカップ全国大会を目指してほしいと思います。
 高等部2年生に与えられたテーマは “How do you make peace?(どのように平和を実現するか)”。「平和」といっても捉え方は様々。これまではパワーポイントを使用した日本語でのプレゼンテーションが中心でしたが、今回は各チームでポスターを作り、英語でのプレゼンテーションを行いました。英語というと辞書で単語を調べ、難しい表現を使いがちですが、聞き手を意識し、わかりやすい言葉を選ぶことを意識しました。ポスターに関しても、一つの絵で伝えるために様々な工夫を凝らす生徒たち。「人種の平和」に関して発表をしたグループは、指の色を塗り分けて、異なる人種を一本の手で表現していました。
 今回の発表を通して、2-Aの生徒たちは伝えることの難しさを改めて感じたと思います。プレゼンテーションの根本は、自分の思いやアイデアを聞き手に伝えること。今後も聞き手を意識した発表を行ってほしいと思います。
(文責:高等部 竹之越)
    
    
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