Blog 校長ブログ

昨日は母の日でしたね。こんな歳でも「娘」の私は、実家の母に会いに行きました。年齢の割に元気、そしてよくしゃべります笑。「ハイ、この話は５回目ですな」「ん？この話、前はこうだったな・・・」などと、心の中でつぶやきながら、私なりに聞き役に徹します。母の好物をあらためて言えと言われても、パパっと言えませんが、一般的に少し贅沢なものを、毎回買っていきます。ですが食卓には、私の好物がすでに並んでいます。自分の子どもそれぞれの好物を８０歳半ばでも記憶していることは、本当に感謝します。母の愛情ですね。そんな中で母の話は佳境に入り、幼少期の「進駐軍」の思い出話。なかなか聞きごたえがあります。そして昨日はひょんなことから母は子どもの頃から「ぶどうパンが好き」という事実を知りました。姉に「知らんかったの？」と言われ、「知らんかったよぉ～」と、複雑な気持ちになりました。ぶどうパンって・・・どれだけでも買ってあげたいのに、これからは行く先々で美味しいぶどうパンを買ってしまいそう。でも、母の好きなぶどうパンは、高級でも何でもなく、スーパーで買えるぶどうパンなんだと思います。

私自身、娘の好物はしっかり把握していますが、娘は私の好物を特に知らないと思います。知らなくていいし。母もきっとそういう気持ちだと思います。母とは本当に偉大です。マザコンの私は、これからスーパーでぶどうパンを見たら、泣いてしまいそうです・・・。