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自分たちだけのオリジナル言語「サクランゲージ」

高等部
 皆さんは人工言語というものをご存じでしょうか。日本語や英語などの民族や国家などによって自然に発生した言語(自然言語)とは異なり、個人や団体が人為的に文法や文字などを作成した言語を総称して人工言語と呼びます。今回の高等部1-Aと2-Aの冬休み探求授業では、日本語をベースに、外国人日本語学習者がより学びやすいと感じる半人工言語「サクランゲージ」をグループごとに作成しました。
 人工言語を作る前に取り組んだのは「言語学オリンピック」の過去問。ワルピリ語やスワヒリ語など、高校生にとっては未知の言語の文法規則を分析する問題でしたが、謎解きのような要素もあり楽しそうに取り組んでいました。言語には多種多様な特徴があることを理解した上で、日本語の特徴を調べ、どのような特徴が日本語学習者にとって習得しづらいのかを考え、発表しました。続いて、その習得の難しい日本語の特徴を、他言語の特徴で補い、作成したのが半人工言語「サクランゲージ」。敬語の難しさに着目したグループは、タガログ語の文末に “po” を付けるだけで敬語になるという特徴を使用すれば、日本語の敬語を簡略化できると発表していました。また、日本語の表記文字をカタカナだけにするといった大胆なアイデアも。カタカナだけにすると読みにくいため、ヒンディー語のシローレーカー(単語の切れ目を表す頭線)を使うことによって、読みやすくする工夫をしていました。最後に、作成した「サクランゲージ」がどのような文化を形成するかについて考えました。表記文字をひらがなだけにしたグループは、「かわいいぶんかがかそくする」と、ひらがなの丸みが「可愛い」文化を形成すると発表してくれました。
 授業後、実際に「先生ありがとう “po”」と自分たちの作った言語を楽しく使っている生徒たちの姿がありました。今回の探求授業を通して、生徒たちは言語を比較、分析したり、作成したりすることの楽しさを学べたと思います。今後も多種多様な言語や文化に触れ、理解を深められるといいですね。
(文責: 高等部 竹之越)