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文化祭にむけて

普通科
2学年は毎年、学園祭へ向けて学年企画「網絵」に取り組んでいます。網絵企画では巨大な網の網目一つ一つに色画用紙を貼り付け、2学年全員で協力して巨大な絵を作り上げます。

今年の網絵には志村けんさんの笑った姿、その横に「明日も笑って生きる」という言葉が描かれる予定です。このデザインは学年の中で各クラスの代表生徒達が集まり、何度も議論した上で決めました。
今回の網絵のデザインについて少しご紹介します。志村けんさんは生前、テレビなどで何度も私たちを笑顔に、そして前向きな気持ちにさせてくれました。「新型コロナウイルスの拡大によって、様々なことが制限されるつらい世の中だからこそ志村けんさんの笑った姿をみんなに見せたい。」ということで生徒達は志村けんさんを選びました。
そして「明日も笑って生きる」という言葉には、大変な日々だからこそ「生きる」ことの大切さ、すばらしさを再確認し、いつかみんながマスクを外して笑い合える日々が戻って欲しいという意味が込められています。
そしてこの網絵の背景には青色が使用されています。新型コロナウイルスが世界中に拡大してから、イギリスで建物を青く照らし、医療従事者の方々へ感謝を伝える「Light it blue」という活動が行われました。この活動は今では世界中に広がっています。桜丘でも、昨年、校舎を青く照らす活動を行いました。そして今年も、医療従事者の方々への感謝を伝える意味を込めて、網絵の背景に青色を選びました。

企画の代表生徒は、「コロナ禍でなかなか他のクラス、科の子とは話すことが出来ないけれど、この網絵企画を通じて、学年のみんなとつながりたい。そして今はネガティブな気持ちになりがちだけど、この網絵を見てみんなにポジティブな気持ちになって欲しい」と話していました。

 この企画も多くの生徒が参加するものですが、1度に参加できる人数を制限し、学校のガイドラインに沿って行っています。コロナ禍で様々な行事が中止になっていますが、生徒達はその中で自身に出来ることを見つけ、仲間と一緒に必死に取り組んでいます。その姿から教員も沢山の力をもらっています。今後も、生徒達とともに成長し、そして支えていきたいと思います。