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エールのバトン~興南高校へ送る応援メッセージ~

英数科
休校が明けて学校が再開しても、生徒たちの心の中には登校したらコロナに罹患するのではないか、桜丘の制服を着て外出したら後ろ指をさされないか、といった不安や恐怖がありました。厳しいお言葉もありました。我々が手出しできないネット上でも火が上がりました。そんな中でも、心温まるお言葉もたくさんいただけたおかげで、生徒及び教職員は桜丘で生活していく勇気を改めて持つことができたと感じています。また、小坂井高校生徒会のみなさんからいただいたメッセージの一文一文が生徒たちの心をさらに優しく包んでくれました。生徒たちはもちろん、我々教職員も大変感動し、生きる力、勇気をいただきました。小坂井高校生徒会のみなさん、本当にありがとうございました。この場を借りて、改めて感謝申し上げます。

それからしばらくして、一昨年から修学旅行で交流している沖縄の興南高校が休校措置を取った、という報せを耳にしました。我々と同じ状況に立たされた興南高校に何かできることはないかと考え、今度は我々が興南高校へ応援メッセージを送る企画を立ち上げました。同じ経験をした我々だからこそ、共感できる気持ちがある。届けられる言葉がある。伝えられる想いがある。一人ひとりが真剣に、どんな言葉で想いを伝えようか、じーっと考えながらメッセージを書いてくれました。
 

 

一人ひとりのメッセージを色紙に貼り、完成したものがこちらです!

2-R


2-S


有志で装飾、文字を書いてくれる生徒たちが綺麗に仕上げてくれました。各々が想いを込めた言葉が、より一層伝わるはずです。
さらに各クラスの室長・副室長には手紙も書いてもらいました。今回の取り組みの主旨を説明し、文章は自分たちで考えてもらいました。手紙には、“同じ状況”を体験した“同じ高校生”による、心に寄り添うメッセージで溢れていました。そして、
“恐れることより、今できることを‼”
と、読む人に勇気を与え、背中を押す力強い言葉も書かれていました。



小坂井高校生徒会のみなさんから受け取ったエール。今度は桜丘が興南高校のみなさんへエールのバトンを渡しました。“恐れることより、今できること”は、マスク着用や手指消毒、3密回避だけではありません。同じ状況で苦しんでいる人達に温かい言葉をかけること。これも“今できること”ではないでしょうか?
興南高校さんに少しでもエールを送ることができれば幸いです。また、この応援メッセージが興南高校さんとの有意義な交流のはじまりになればと思っています。

“人事を尽くして天命を待つ。”
今、我々にできることをできる限りやっていきましょう。
(文責 三島)