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「最後のHR」

普通科

 2月19日卒業式が行われました。私にとって教師になって初めて担任を持ちそのまま生徒と共に持ち上がり卒業生を送り出すことができました。そのため、最後のHRではなにを話そうか、どんなことを最後伝えるべきなのか、など様々考えて臨みました。

卒業式当日、限られた人数の在校生からの送辞。合唱ができない、在校生全員が卒業式に参加することができない状況の中でも心に響くとても良い送辞でした。3年生の担任として在校生に向けて改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そして、答辞。前日も遅くまでリハーサルを行い卒業式実行委員の生徒たちが最後の調整を行っているのを見守っていました。どの生徒がどんな言葉を発し、どのスライドが流れるかと大まかなものはわかってはいましたが、いざあの卒業式の雰囲気になると、前日とは全く比べ物にならないぐらい感動的なものでした。3年生と共に過ごした3年間の思い出が私自身もフラッシュバックするようなそんな気持ちになりました。退場する生徒の表情を見ても清々しい顔をしている生徒もいればどこか寂しそうな顔をしている生徒もおり、いよいよだという気持ちで最後のHRに向かいました。

最後のHR。担任として様々準備をしてきたもののいざ生徒を前にすると気持ちが溢れてきました。まずは、感謝の気持ちを述べようとこの1年間ありがとうということを伝えました。また、私自身が大切にしている、『悔いの残らぬように』という言葉を送りました。その後のことは正直今思い出しても断片的な記憶しかありません。ただ一つ覚えているのは、クラスの生徒たちから素敵な花束をもらったことです。心の底から嬉しくて、思わず涙を流してしまいました。とても恥ずかしい限りです。それでも、生徒たちと向き合ってきたことは間違っていなかった。そして確実に伝わっていたんだという気持ちでいっぱいでした。この1年間担任として様々経験を生徒と共に乗り越えてきました。新型コロナウイルスという見えない敵に闘いながら、過ごした3年生を改めて誇りに思うのと同時に、素晴らしい生徒たちと共に成長でき幸せな日々だったと感じます。

これから3年生は新しいスタートを切ることになります。全ての生徒が健康で充実した日々、様々な場面で活躍してくれること強く願っています。
3年生の皆さん、
卒業おめでとう!!!
文責 普音科3年 佐野