「戦後75年」を忘れない
TOPIC
今年は、静かな夏でした。
新型コロナウィルス感染症の影響を受け、
各地では平和に関する式典・行事が縮小・中止されました。
当時を知る方々の高齢化は進み、
「戦争を知らない子どもたち」の子ども世代、
更には、「戦争を知らない子どもたち」の孫世代へと
時代は流れています。
この国の記憶の風化は少しずつ始まっているのです。
私たち桜丘高校は、
75年前、この国で生活していた人たちの
生きた「証」を残すため、
「証プロジェクト」を立ち上げました。
学園祭がきっかけとなり始まった、このプロジェクトは、
生徒たちと共に「考えた」、新しい形の平和学習です。
今後もこの学びを深めていきたいと考えています。
「日常の幸せの連続が平和な世界をつくる」、
だからこそ、当たり前の日常を大切にしなければなりません。
この言葉は生徒たちから学んだものです。
2020年、師走。
今年も残り数週間ですが、
私たちの「静かな夏」は、まだ終わりません。
■特色教育 小林 寿来