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5月11日 東日本復興支援募金中止に伴う、生徒会メッセージ

高等学校
皆さんこんにちは。
桜丘高校の東日本大震災復興支援金募金活動や追悼集会、現地への復興支援行動は震災当時からずっと続いており、今年10年目となりました。
今も続いている東北との「心と心の交流」ですが、緊急事態宣言から一変。募金活動も、追悼集会も無くなってしまいました。
しかし、「思いを届けたい」「集会や募金は出来なくとも、心を寄せることは出来る」と、この間の毎月11日は様々な方法で東北への思いをHPで発信しています。4.11では「生徒からの手紙」を紹介させていただきました。そして今月も、「何か出来ないか」「何もできないのは嫌だ」「今まで繋いできたものをここで途絶えさせる訳にはいかない」という思いが原動力となり、この5.11企画が生まれました。
全校生徒の思いを代表し、高校生徒会執行部が企画・イラスト・編集の中心を担い、『大漁旗』のデザインを作ることになりました。『なぜ大漁旗なのか』というと、これまで復興支援活動でずっとつながっている気仙沼は漁業が盛んなことも有名で、桜丘の学園祭では気仙沼の秋刀魚を販売することもあります。そんな漁業も震災当時からこれまで数多くの困難を乗り越え、ここまで復興してきました。今またコロナで苦しい現状と思いますが、『どんな困難も乗り越えてきたからこそ、今大漁旗を掲げみんなで乗り越える旗印となれば』と思い、企画しました。
生徒同士も集まることが出来ませんが、リモートでつながりながら、スマホアプリで少しずつ『色塗りのバトン』をつなぎ、その映像の間には、バトンを受けた人の思いを載せ、桜丘生の思いを代表し一つの動画作品にしました。さらに、この動画の音源は音楽科の仲間がこの活動に賛同し、自宅で生演奏を録音し提供してくれました。
『外出自粛、3密を避ける』ことにとらわれ、『なにもできない』ではなく、『今だからこそできること』をしていくことを合言葉に進めた企画です。
『どんな波も越えられる』という気持ちでこの期間、みんなで耐え抜きましょう!
(3年生徒会長)

 桜丘学園・「大漁旗」動画