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修学旅行を終えて~生徒の感想紹介します~

英数科
 修学旅行を終えて、生徒に感想を書いてもらいました。本当に多くのことを感じ、学んできてくれました。感想が素晴らしい。この学びを知ってもらいたい。そんな想いでHP記事にしました。ぜひお読みください。全部は都合上掲載できませんでした。ほんの1部のみ紹介させていただきます。(文責:齋藤)

『私達の日常。戦争から70年という月日が経過し、少なくとも見かけは目覚ましい発展を遂げた。沖縄は日本で唯一地上戦が行われた場所であり、その面影は今でも見ることができた。私達は修学旅行でその1つである「ガマ」を見学してきた。そこは暗く、じめじめしており、その中で生活するなど私には不可能であると思われた。そこで生活していた人がいたのは事実であり、実際にその時使われていた陶器も残されていた。そこでは生々しい戦争の爪痕を見ることができた。「平和」を知るには、「痛み」を知る。そのことが今の日本、いや、世界にとっても必要なことではないだろうか。』2年R組 Mくん

『4日目は道の駅「かでな」の4階から米軍の嘉手納基地が見えました。嘉手納基地はアジア最大の基地で、東京ディズニーランドの約22倍もの面積だと知り、この展望台から見える基地はほんの1部だととても驚きました。「オスプレイ反対」「普天間を取り戻せ」のような看板や旗を持っている人を見ました。こうした米軍基地の反対運動も沖縄の現状の1つだときちんと受け止めたいです。』 2年R組 Yさん

『平和祈念公園、平和の礎では、沖縄戦で犠牲になった方々の名前が石に彫られていました。その数の多さに驚きました。本当にたくさんの命がこの沖縄で散ってしまったと実感しました。地上戦が行われたのは唯一沖縄であること、日本軍と連合軍が沖縄の地で凄まじい戦いをしたことを改めて感じました。今ある平和な生活にはかつて国の為に亡くなった、多くの尊い命が背景にあるということを忘れてはいけないし、2度と戦争は起こしてはいけないと思いました。』 2年S組 Oくん

『中山きくさんの平和講話では、小さい頃からのお話しや、白梅学徒隊の話や朝鮮との戦争の話を聞かせてくれました。「お国のために、命をかけて戦ってください」と「お国のため」という言葉を言わなければならなかったと話していました。「殺されるなら自決したほうがいい」という考え方もあったそうです。これを聞いて、戦争というものは人を変えてしまう怖いものだと思ったし、すごく悲しい気持ちになりました。中山きくさんはずっとイスに座らないまま話し続けて下さり、「戦争を繰り返してほしくない」「私達と同じ想いをしてほしくない」という言葉がすごく心に残っています。』 2年S組 Hさん

『私は修学旅行を通して成長できたことがあります。1つ目はホテルの部屋長をやったこと。自分が言った言葉、自分が行った行動に責任を持つことが以前よりできるようになったことです。2つ目は平和学習を通して戦争の大変さや、悲惨さ、残酷さを学びました。平和学習を通して今の日本がどれだけ有難いことか、幸せなことかを感じました。3つ目は学年の友達の凄さを知れたことです。夜レクで企画してまとめてくれた友達、陰で気を遣って支えてくれる友達がいたことです。今回見てきた友達を見習って自分も人としてかっこいい尊敬される人になりたいと思いました。』2年T組 Tさん

『私は沖縄へ修学旅行に行く前は、平和学習よりも遊びたい。そう思っていましたが、今では沖縄の歴史を含めてもっと知りたい。と思えるようになりました。それは、平和学習があったからだと思います。平和講話の中で「平和のバトン」を中山きくさんから受け取りました。その重さを十分理解しなければなりません。中途半端な気持ちで平和学習なんかやったらいかんと思って、沖縄戦、沖縄の今も含めて少しでも多く知っていこうと思いました。』 2年T組 Tさん