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模擬選挙・模擬投票

英数科
 10月12日(木)の6時間目、3年T組では、政治経済の授業を使って「模擬選挙・模擬投票」が行われていました。もちろん、この授業の火種となったのは第48回衆議院選挙です。22日には投開票を控えている段階。選挙権が18歳に引き下げられ、今年の高校3年生も投票に行くことができます。さぁ、どう生徒に選挙の大切さ、そして仕組みを教えるのでしょうか。
今回の授業の流れは以下のようになっています。
① 党の名前を伏せた状態で各党のマニュフェストが書かれたプリントを配布。
② 生徒はマニュフェストだけを選び、投票。
③ 自分が選んだ党が何だったのかを知らされる
④ それぞれ自分が選んだ党で集まり、自分の選んだ党の良さを深く見て話し合う。
⑤ それぞれの党が自分の党の良さを発表。
⑥ もう一度全員投票する。
といった流れ。
話し合いの中では、「消費税が高く設定してあるけど、医療費も高くなってる。」「安倍政権以前の消費税ってそもそもどれくらいだっけ?」「原発問題だけど、火力に頼るのも心配。CO2など環境への配慮は?」「公務員の給料って5兆円削減されるらしいよ。その後何に使われるんだろうね。」などの意見がでました。
  

投票後には、「人で選ぶのって怖いよね。マニュフェストで決めよう」「そもそも人や政党の名前を隠してみんな投票すればいいのに」などの意見も次の授業までの休憩で話している子もいました。
授業後に坂口明日香さんに話を聞きました。

齋藤:明日香さんは最初どこに投票しましたか?
明日香:○○党です。憲法改正に反対だったし、共謀罪はなくした方がいいと思っていたからです。あと、原発ゼロというキーワードにひかれました。東日本の震災で学んだことをなぜ活かさないのか。日本で他の地域で地震が起こる可能性はあるのに。
齋藤:他の政党の話を聞いてみて意見は変わりましたか?
明日香:△△党の代表で話した子の発表が上手で、心が揺れました。でも、私は憲法改正に反対だったので、最終的には選びませんでした。
齋藤:この授業を通して感じたこと、思ったことはありますか?
明日香:党ごとで話し合っているときに、『自分が知らなかったことをみんなが知ってて、知らないことを知る』のは大きかった。
齋藤:選挙に行こうと思いましたか?
明日香:もともと、授業の前から行こうとは決めてました。日本史の授業で、昔の人は小さいときから選挙に行きたいという意思もあったし、女性の参政権の運動を学んで、行かなければならないと思ったし、行かないといい日本が作れないと思った。 さらに、気持ちは強くなりました。
齋藤:具体的に決めたことはある?
明日香:選挙に行く前に調べようと思いました。実際、この授業で名前を隠された状態で、マニュフェストだけで選んだら○○党でした。でも、○○党のこと、何にも知らなかったんです。どんな政治家がいるのかすら知りませんでした。授業で学んでいなかったら、有名な党、テレビでよく扱われる話題の党、家族がよく話している党、友人と同じ党などで選んでいたかもしれません。

これから社会の多くの役割を担っていくであろう高校生。今回の授業を通して日本の社会を少し知るきっかけとなったのではないでしょうか。自発的に情勢に目を向けるようになることを期待しています。(文責:齋藤)
  
※平成29年10月16日 中日新聞(朝刊)より