部活動速報
桜丘高等学校には、運動部34・文化部9・同好会2つと数多くの部活動があります。
この中から自由に選択し、高校生活を充実したものにしてください。

部活動速報

部活動を体験してみて…

ハンドボール
卒業式も終わり、3年生のいない学校に新たなリズムがうまれてきた今日この頃。落ち着いたのも束の間に今年度の終わりと、新しいスタートの足音が聞こえてきました。今日はそんな中で、新3年生が最後の大会へと本格的なアクセルを踏み込む4月を前に、実際に部活動にお邪魔させていただいて、一緒に練習することで、普段見ているだけでは感じられない部活動の雰囲気をお伝えできないかと考えました。
 昨日お邪魔したのは女子ハンドボール部。普段から「人数が少なくて、実戦的な練習もままならない」と生徒たちの声を聞いていたため、顧問の先生に承諾を得て参加しました。
ハンドボールをやった事のない私は何を見ても、何をしてもただただ生徒に感嘆するばかり。「クロス!」「ポスト左!」「○○ちゃんOK!」めまぐるしく変わる指示についていけず、一歩出遅れてしまう。それを気にも留めず、「先生!大丈夫です!」とやさしく声をかけてくれました。この子達、2時間30分ほどの練習中、給水を一瞬挟むくらいでほとんど休憩がありません。私は一本練習に入るたびに息切れで苦しいのにも関わらず、プレー中には真剣なまなざしと、途切れたときの「さっきの展開は…」と戦術の相談をしながらディフェンスに戻る姿。こうして瞬間で判断し、相談し、声を出し合い、自分たちのプレーを作り上げていくのだなと感じました。顧問の先生は一緒にプレーしながら、笛をくわえ、審判もしながら全力疾走を何度も繰り返し、生徒たちに指示を飛ばし、また走り…。人数が少ないことを自らが何役もこなすことで補い、実践経験を積ませているのだなと感じました。
ここに書いたことは「部活動では当たり前」のことなのかもしれません。しかし、この当たり前を「毎日繰り返し、続けること」はそれだけでものすごく体力も、気力も、必要であり、改めて一緒にプレーしてみて「すごいな」と心の底から生徒たちと顧問の先生を尊敬しました。
 見るだけではなく、足を運んで一緒に体験し、感じられた新たな部活動の深みでした。ご協力いただいた女子ハンドボール部のみなさん、顧問の先生、ありがとうございました.